TOEIC対策

TOEICの試験内容と試験対策を初心者向けに徹底解説【2021年最新情報】

TOEIC 試験内容

「TOEICは英語の試験だと何となく分かるが、一体どんな試験内容だろう?」

「就職活動でTOEICのスコアが大事と言われているけど、どうしたら高得点が取れるの?」

初めてTOEICの試験を受ける際は、事前に試験内容を把握し、TOEIC専用の試験対策を行う必要があります。

なぜならTOEICの問題構成(写真描写問題がx問、応答問題がx問...など)は事前に公表されており、それぞれのセクションの時間配分も決まっています。

通常の学校の試験とは全く異なり、TOEICではこの試験形式に慣れておくことが高得点を獲得するための鍵となります。

この記事では、TOEICの試験内容と試験対策を初心者向けに徹底解説します。

記事を読んでTOEICについてしっかり理解し、試験対策を行った上で試験に挑戦してください。

1. TOEIC試験は全5種類

日本で実施されているTOEICの試験は5種類あります。

  • TOEIC Listening & Reading Test
  • TOEIC Speaking & Writing Test
  • TOEIC Speaking Test
  • TOEIC Writing Test
  • TOEIC Bridge Test

一般的に「TOEICテスト」は「TOEIC Listening & Reading Test」を指しており、この記事でも、TOEIC=TOEIC Listening & Reading Test、として解説していきます。

2. TOEICの試験スケジュール、受験料と申込方法、試験会場

TOEICの試験日程、受験料と申込方法、試験場所は以下です。受験することを決めたら、順番に事前に確認しておくようにしてください。

2-1. TOEICの試験スケジュール

TOEICは年に10回、2月と8月以外の月に1回ずつ全国一斉に行われます。

現在決まっている限りの日程は公式サイトで発表されていますので、まずは受験日を決めてから申し込みをします。

2-2. TOEICの受験料と申込方法

日程を決めたら申し込みをします。TOEICの申し込み受け付けは試験日の約2か月前から、申し込み締め切りは試験日の約1か月前からとなります。

TOEICの受験料は税込5725円です。

申し込みと支払いはインターネットもしくはコンビニエンスストアで手続きが可能です。

インターネットで申し込む場合は公式の申し込みページにアクセスしてください。

2-3. TOEICの試験会場

TOEICは全国80都市で実施されます。試験会場は自宅の郵便番号に基づいて割り振られ、指定された会場で行われます。

試験日の約2週間前に送られてくる受験票に場所が記載されていますので、必ず受け取って確認してください。

基本的には最寄りの大学で行われることが多いですが、その回の受験者数などにより希望の都市や大学で実施されない場合があります。

公式サイトのページにて過去に開催された都市と会場が記載されていますので、事前に確認しておくようにしてください。

3. TOEICの試験内容

試験はリスニング問題とリーディング問題の2つのセクションがあります。

問題用紙と解答用紙が配られ、解答用紙にマークアップ方式で記入していきます。

各セクションの問題数は100問、計200問解答します。

制限時間はリスニングが45分、リーディングが75分の合計120分です。

スコアはリスニング495点、リーディング495点の合計990点満点で計算されます。

試験では、問題用紙も解答用紙も英文のみで構成されています。

問題用紙には問題文だけではなく、制限時間や解答方法の案内も英語で記載されていますが、それらは一切読む必要はありません。

なぜなら、TOEICの問題構成を事前に把握していれば、既に知っていることが書かれているだけだからです。

以下が実際に問題用紙に記載されている英文です。

(英文)

LISTENING TEST

In the Listening test, you will be asked to demonstrate how well you understand spoken English. The entire Listening test will last approximately 45 minutes. There are four parts, and directions are given for each part. You must mark your answers on the separate answer sheet. Do not write your answers in your test book.

(日本語訳)

リスニングテスト

リスニングテストでは、あなたがどのぐらい英語を聞きとることができるのかを示すことが問われます。リスニングテスト全体は約45分間あります。4つのパートがあり、それぞれのパートで指示が出されます。解答は必ず解答用紙にマークしてください。問題用紙に解答を書かないでください。

TOEICは時間との勝負でもありますので、無駄に時間を使わないようにしてください。次の章では、各パートごとの問題構成を具体的に解説します。

4. TOEICの問題構成

冒頭でお伝えした通り、TOEICの問題構成と制限時間は毎回同じで、この独特の試験形式を把握し慣れておくことが高得点を獲得する鍵となります。各セクションに分けて、200問全ての問題構成を解説します。

4-1. リスニングセクションの構成

リスニングセクションはPart1-4で構成されています。

パート問題数問題解答方法
Part16問写真描写問題写真1枚に対し4つの英文が流れ、写真を最も適切に表す選択肢を選びます。
Part225問応答問題1つの質問または文章と、その質問または文章に対する3つの英文が流れ、最も適切な選択肢を選びます。
Part339問会話問題2人または3人の会話が流れ、問題用紙に印刷された設問と設問に対する解答から最も適当なものを選びます。
Part430問説明文問題ミニトークを聞いて、問題用紙に印刷された設問と設問に対する解答から最も適当なものを選びます。

4-2. リーディングセクションの構成

リーディングセクションはPart5-7で構成されています。

パート問題数問題解答方法
Part530問短文穴埋め問題短文を読んで、4つの選択肢から最もふさわしい選択肢を一つを選びます。(文法問題)
Part616問長文穴埋め問題4つの選択肢(単語、句、文)からふさわしい選択肢を一つを選びます。
Part754問長文読解問題印刷された文書を読み、設問の解答から最も適当なものを選びます。

公式サイトではサンプル問題も公開していますので、ぜひ一度挑戦してみて実際の試験を体験してみてください。

5. TOEIC試験対策おすすめ勉強法3選

5-1. TOEIC公式問題集を繰り返し解き、TOEICの問題形式に慣れる

全てのレベルの人に確実におすすめできる勉強法は、公式問題集を繰り返し解くことです。

公式サイトの公式教材・問題集ページで購入することができます。何度もお伝えしますが、TOEICで高得点をまずは問題形式に慣れることが重要です。

公式問題集は、本番の試験と全く同じ流れ、問題形式で問題が用意されています。

購入したら、まず時計と鉛筆を用意し、自分で試験と同様の環境を作って挑戦してみてください。その後、自身で採点をして現在の自分のレベルと目標スコアとのギャップを正確に把握します。

一般的に、TOEICのスコアを100点アップするのに、250時間=1日3時間勉強した場合、約2ヶ月半強かかると言われています。

自宅での模擬テストの結果を踏まえて、目標に向けて計画的に勉強をするようにしてください。

5-2. 単語アプリで毎日コツコツ単語力を増やす

英単語を毎日コツコツ勉強するためには、クイズ形式の単語アプリを利用することをおすすめします。

詳しくは「最短で結果を出す、最強英単語アプリの選び方とおすすめ5選【2020年最新版】」を参考に、TOEICの受験日を決めたら即ダウンロードして勉強を始めてください。

TOEICで高得点を出すには、最終的に単語力が結果を左右します。公式の問題集を一通り終えれば、ある程度問題の傾向が把握できます。

あとは、単語力が多いか少ないかで正解率が大幅に変わります。

知っている単語が多ければ多いほど、リーディングの読解問題のスピードを早めることができ、その分余裕を持って解答を選択することができます。

アプリは外出先でも手軽に学習することができるので、移動時間などをうまく使って毎日コツコツ行うようにしてください。

5-3. 「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」で勉強する

公式問題集を一通り終えた方はこちらの教材を購入して勉強することをおすすめします。

Amazonで購入できます。

こちらの教材は中学高校英語の基礎の英単語が前提ですが、TOEICに特化した頻出単語を、TOEICの出題傾向に合わせて解説付きで勉強することができます。

2017年に出版された本ですが、未だにAmazonのTOEIC関連の書籍ランキング1位を獲得しており、実績ある本なのでぜひ活用してみてください。

6. まとめ

今回の記事の要点をまとめると以下です。

・TOEICテストは5種類存在するが、一般的にTOEIC=TOEIC Listening & Reading Testを指す・試験スケジュールは2月8月以外の月1回開催、1回の受験料は税込5725円。試験会場は最寄りの大学で行われることが多いが、最終的には受験票に記載された会場で行われる。これらの情報は公式サイトで事前に確認しておくこと。・試験はリスニングとリーディングの2つのセクションに分かれたマークアップ方式。各セクション100問ずつの計200問、制限時間はリスニング45分、リーディング75分の計120分。スコアはリスニング495点、リーディング495点の計990点満点で計算される。

・おすすめの勉強法は以下3つ。

  1. 公式問題集を繰り返し、TOEICの問題形式に慣れること
  2. 単語アプリで毎日コツコツ単語力を増やす
  3. 「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」で勉強する

TOEICは勉強時間をいかに確保できるかも、勝負の分かれ目になりますので、受験日を決めたら即勉強を始めください。

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